寝る前に読む小話

寝る前に1分ほどで読める小話です(フィクションとノンフィクションまぜこぜです)。読者になっていただけると欣喜雀躍喜びます

未来を予言して悲観に暮れる少年

未来が見えるとどうなるか。それでもきっと人は生きていくだろう。

なぜそう思うか?

なぜなら、今でも人は未来を見通せるからだ。

あなたは見通せない?そんなことはない。

では過去と未来と交信できる私が変わりに予言しよう。

あなたは100年後には死んでいる

これは99%の確率で当たるだろう。しかし、それでも、あなたは、生きることを辞めない。未来は予測できるのに。

死んだ先に何も持っていけない。無に返すだけなのに、それでもあなたは日々の苦労や努力は辞めない。

「別れが避けられないから人と付き合わない」「死ぬのが可哀想だからペットをかわない」「セックスの後の気だるさが嫌で、セックスをしない」。そんな人たちもいる。ただそんな人たちだって、100年後には死んでいるのに、「生きるのが嫌だ」とは言わない。

要は人は死から逃れないのと同時に生からも逃れられないのだ。自殺をするには、強い意思が必要なように、生から逃れるのは容易なことではない。故人は「人は自由であることに呪われている」と看破したように人は生きることにも呪われているのだ。

そんな私達にできることはきっと100年後、死ぬかもしれないが1年後は笑っているだろう、と直近の未来を信じて生きていくしかないのだ。

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この記事は以下の記事にインスピレーションを得てかきました

 

anond.hatelabo.jp