寝る前に読む小話

寝る前に1分ほどで読める小話です(フィクションとノンフィクションまぜこぜです)。読者になっていただけると欣喜雀躍喜びます

人は秘密の話をどの場所でしているのか?

2017年、シークレット研究所の調査によって、「人はどの場所で秘密の話をするか」という分析が行なわれた。それは日本人1万人を対象にしたこれまででもっとも大きい秘密に関する調査であり、その結果、今まで分かっていない秘密の生態系が露わにされた。

人々に衝撃を与えた事実の1つが「人は秘密の話をどこでするか」であった。3番目に多かったのは7%の「温泉」であった。すなわち人は、温泉に浸かりながら秘密の話をしているということがわかったのである。つまり、人は風呂で裸になり、それと同時に心も裸になりたいのだろう。共同温泉で上司の悪口を延々と語り合っている30代のサラリーマンをみたことはないだろうか。それがまさにその1つである。女性同士でも他の男性との関係話はつい温泉でしてしまうことが多い。しかし、その話の特徴はリアルタイムなものではなく、どちらかといえば過去の話が多かったという特徴は述べておく必要があるだろう。

2位は、なんとレストランだった。みなの予想が1位だったのだが、それに反して2位がレストランであった。仕事の密談は政治家同士の秘密の会合はレストランの個室で行われることが多い。もっとも政治家は料亭が多い傾向があったのだが。また恋人同士も「実は好きだった」というポジティブな秘密がそこで打ち明けられていた。複数人では、多種多様な秘密が暴露されたが、傾向としては性癖や性の話が多かった。これらはお酒の力によるものが多い。人はアルコールを飲み、良い気分となり秘密を打ち明けてしまう。また、3大欲求の食欲が満たされることで、つい、そこで気分が高揚し喋ることもあるだろう。サラリーマンにおいて接待が重要なことを裏付ける証左となった。

1位の前に、その他の場所を共有しておこう。たとえばゴルフ場というものがあった。それらは政治家やサラリーマンに利用されていたが、最近では減ってきているようである。また、タバコ部屋というものもあった。そこでは会社の人事の秘密の話をされていることがあった。また、車の中というところではカップル同士の秘密の会話がそこでされていることが多かった。特に子供がいる家庭で子供に聞かせられない会話はそこでしていることが多かった。

では1位はどこだと思うだろうか。正解は寝室である。納得できるものだろうか。そう、主に恋人同士でのケースがおおかった。初めて性行為をした場合、そこでせきを切ったように秘密が共有された。また、性行為を伴わなくても寝る前の会話で、意識が緩みつい言ってはいけないことも多く会話された。そこから喧嘩に発展した事例も多い。カップルにおいてはベッドは裸になることも多くそこで秘密が暴露されやすいのだろう。また、寝る前の脳の弛緩による効果も大きかった。しかし、もっとも大きかったのは「寝言での暴露」である。人は寝言で言ってはいけないことを言いまくっているのである。1日に1つは言ってはいけないことを言っている。あなた自身が知らないところで。ということで、あなたも寝ている間の発言には気をつけて頂きたい。