眠る前に読む小話

寝る前に1分ほどで読める小話です(フィクションとノンフィクションまぜこぜです。最近テクノロジーをテーマにしたものに凝ってます)。読者になっていただけると欣喜雀躍喜びます あとスターも励みになります!

かき氷からわかる相手の性格

車の運転時には、人の本性がでるという。つまり、普段はおとなしい人でも運転をしている時は、スピードを出すという面を見せたり、前の車を罵倒するといった面を見せたりする。すなわちデートでは、ドライブ時の運転には最新の注意を払った方が良い。

しかし、実は、それよりも、ずっと相手の性格がわかる方法がある。それは、かき氷を一緒に食べる時だ。

どういうことか?

まずどのかき氷でも良いというわけではない。大きなかき氷で、2人で1つのものを分け合うようなものが良い。たとえば、六本木のYeloのかき氷なんかはそれだ。

すると、相手とのかき氷を食べる過程で以下のことがわかる

  • まず、先に手をつける子か?それとも相手に先を譲る子か?→それよりコミュニケーションのスタンスがわかる
  • 上のシロップから食べるか下の氷から食べるか→これは給食で食べたいものを最初か最後か、という議論と同じでその人の価値観がわかる
  • どれくらいのスピードで食べるか→ゆっくり食べていると氷が溶ける。それを予兆し早く食べれるということで、その人の仕事できる力がわかる
  • 分量を図れているか→2人で食べているので1人で食べすぎてもいけない。その配慮ができているか
  • 氷をこぼさずに食べれるか→その人の丁寧さを見ることができる

こう考えると、かき氷はもはや「相手との恋愛診断氷菓」とも言えるかもしれない。じきに「かき氷離婚やかき氷で結婚」という話も聞かれるようになるだろう。

ゆえに、かき氷を食べることになれていない諸兄は、今からでも遅くないので、かき氷を食べる練習を始めると良いだろう。山を崩さないように、溶かさないように食べることがいかに難しいか、自分の無力さを感じるだろう。

また、これを踏まえて、間違っても最初のデートでかき氷にいってはいけない。最低でも3回目くらいからだ。でないと、相手に「いきなり結婚診断かよ」と思わせてしまうことになるだろう。

ということで、これからのかき氷の季節。是非、皆様にはかき氷を活用して良い相手を見つけていただきたい。なお、この診断の問題は冬には使えない、ということだ。ちゃんちゃん