眠る前に読む小話

寝る前に1分ほどで読める小話です(フィクションとノンフィクションまぜこぜです。最近テクノロジーをテーマにしたものに凝ってます)。読者になっていただけると欣喜雀躍喜びます あとスターも励みになります!

LINEで間違った文章を送ってしまったならば

人生でもっとも避けるべきは、「LINEで間違ったことを送ってしまう」ということである。たとえば、「浮気相手に送る文章を恋人に送ってしまった」「恋人に送るおのろけメールを会社のグループに送ってしまう」などなど。あれは一度送ると取り戻せないもので、LINEを利用している人は少なからず1度は経験したことがあるだろう。

そして、LINEの本社の住所を調べ、サーバを破壊しにいこうと思った人もいるに違いない(※サーバは本社にありません)。あるいは、LINEの問い合わせに無限メールを送った人もいるかもしれません。「すいません!さっきのLINEなしです、なし。ミス。取り戻して。とりもどしてーーー号泣」みたいに。

さらには、それが既読とつくまでのタイムラグは生きている心地がしない。それは、HIV検査の結果を待っている時のような、ないし、イスラエルの入国で審査が通るかどうか待っている時のような凍てつくヒリヒリとした乾きがそこにある。

そんな時に、それをごまかす方法を教えてしんぜよう。とりあえず100台くらいiPhoneを契約し、間違って送った相手に各iPhoneから友人申請とメッセージを送ろう。そして、アイコンをあなたの写真にして、文章は全て別々のものにして送ろう。そして、あなたはLINEを一度退会する。

そうすれば、相手は混乱して、あなたが送った文章はどれかわからなくなるだろう。

ないし、もう1つの方法を教えてあげよう。

  1. 相手の家にいく
  2. 相手の携帯を見つける(自分のLINEがまだ未読かどうかを確認する)
  3. その携帯をトイレに流す

これでもいいだろう。では、良いLINEライフを。