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寝る前に読む小話

寝る前に1分ほどで読める小話です(フィクションとノンフィクションまぜこぜです)。読者になっていただけると欣喜雀躍喜びます

1人で行けない場所

いつの頃からか一人行動をするようになった。高校の頃は周りの友人たちは連れ添ってトイレに行っていた。一緒にトイレにいって何をするのか、と思うけれど、か弱きものたちは群れをなして身を守っていたのかもしれない。

私も最初から1人だったわけではない。買い物に行く時に友人を誘ったり、行きたいお店がある時は何人かで行った。しかし、いつしかそのような人との行動に疲れた。まず気を使う。たとえば一緒に食事に行くと話をしなければいけない。私は、しゃべりたくないのだ。食事にいった時は食べ物の味に集中したい。そんな時に一人は好都合だ。

そして、事前に予定も立てたくない。映画を見に行く時は「いま見たい」という時に行きたいのだ。事前に映画を見に行きたくなる気分なんて読めるわけはない。

そんなこんなで私は一人行動をするようになった。1人でカラオケもいくし、バッティングセンターだって行ったことがある。流石に遊園地はいったことがないけれど、そもそも行きたくもない。買い物は常に1人だし、自分でレンタカーで御殿場アウトレットにいったことさえある。食事はどこでも1人でいけるが、フレンチや和食の懐石だと1人がNGの店があるのは残念だ。ただ、それらの料理は時間配分も必要なため、1人だと待つ時間が手持ち無沙汰になることもあり、しょうがないのかもしれない。

そんな私でも、1人で行くのが苦手な場所がある。それは、バーだ。バーに1人で行くとバーテンダーや他の客にしゃべりかけられるのだ。私は「しゃべりたくない」が故に1人でいっているのに、1人だとしゃべりかけられるという矛盾。今度から、バーに行く時は「お互いしゃべらない飲み会しない」とでも友人を誘おうか。