寝る前に読む小話

寝る前に1分ほどで読める小話です(フィクションとノンフィクションまぜこぜです)。読者になっていただけると欣喜雀躍喜びます

タバコを吸う女性が増えた、とさ

以下の記事によると、喫煙者は前年比0.6ポイント減になったそうだ。

www.yomiuri.co.jp

昨今は、タバコを吸える場所も減っており、吸いにくさは高まっている。また税金は高くなるにつね平均所得も経るので、経済的にも喫煙者には向かい風となっている。

しかし、それよりも気になったのは、別の行だ。

> 女性は0.1%増の9.7%だった

と女性は増えている。ここからいろいろな可能性は考えられる。

  • そもそも0.1%は誤差の範囲という考え
  • 社会進出をする女性が増え、ビジネスの場ではタバコのコミュニケーションが重要なので、それに合わせて吸う女性が増えた
  • 子供が産まれると辞める人が多かったのだが未婚者が増えた結果、禁煙者も減り、結果的に、喫煙者が増えた
  • ストレスを多く感じる女性が増えている

私は、男女ともにタバコに関してどうこうパブリックの場で意見をするつもりはないし、意味もないと考えている。しかし、この記事を読んで、タバコを吸う女性の風景が思い浮かんできた。

秋の夕暮れ。少し暑いが電気代がもったいないからエアコンはかけない。代わりに空けた窓からは西日が差し込み眩しい。土曜日の夕方はとても落ち着いた時間が流れていて、たまに入るそよ風が前髪を揺らす。ギターでもあればひくのに、と思いながら、ギターなんて引けない。ピアニッシモのような細いタバコを目を細めて吸いながら、窓の外を見る。バリで買った緑の灰皿にタバコを落として、数週間前に別れた恋人のことを思い出す。恋人と別れて困るのは、週末の過ごし方だ。1人で過ごす方法を忘れてしまった。今日は、久しぶりに料理をしよう。好きなレモンのパスタをつくろう。この一本を吸い終わったら、スーパーにでもいって、レモンを買おう。そして、少し高級なバジルを買おう。

自分が見たシーンではないけれど、たとえば、村上春樹の小説の中にあるような、あるいは、バッファロー66にでもあるような、どこかに転がっているような、タバコを吸う女性の物憂げなシーンが脳裏に浮かんでくるのです。