眠る前に読む小話

寝る前に1分ほどで読める小話です(フィクションとノンフィクションまぜこぜです。最近テクノロジーをテーマにしたものに凝ってます)。読者になっていただけると欣喜雀躍喜びます あとスターも励みになります!

ゴジラを見た後

ゴジラ、面白かったね」

 「面白かったね」

「もし、本当にゴジラが出てきたらどうする?」

 「車で逃げる?」

「でも渋滞になっちゃうよ」

 「そうだね。地下とか?」

「いいね。地下鉄?」

 「何日こもらないといけないかわからないから、食料があるところがいいね」

「トイレも必須だね」

 「じゃあデパ地下とか?」

「いいね」

 「でも、そこに何日もいなければならなくなると退屈するね」

「手品ができる人とかが重宝するかもね」

 「あとは身体を動かしたい人が増えるから、相撲やプロレスをする人が増えるかも」

「ずっと地下にいないといけないとすると、地底人みたいになっていくのかもね」

 「ゴジラ対地底人か。それ、なんかジブリの映画でみた気がするね」

「地底人は、ゴジラの足元に穴を掘るといいかもよ。そして、落とし穴に落とすの」

 「いいね、それ。そこでゴジラが火をふいてあばれても自分を焼いちゃうだけだしね」

「地底人あなどれないね」

 「地底人あなどれない」

「地底人もいいけど、お腹すいたね」

 「お腹すいた。焼き鳥食べたい」

「いいね。焼き鳥食べよう」