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寝る前に読む小話

寝る前に1分ほどで読める小話です(フィクションとノンフィクションまぜこぜです)。読者になっていただけると欣喜雀躍喜びます

鼻セレブ

嗚呼、鼻セレブを買ってしまいました。ちょっと風邪気味で鼻水が止まらなかったのです。

鼻セレブをご存知ない?それは、ちょっと大正すぎます。いま、セレブの最先端は、ジェット機でもなく別荘でもなくティッシュなのです。

ティッシュに金粉とトリュフが入っているのざます。嘘ですけど。

ネピア 鼻セレブ ポケットティッシュ 24枚入 16個

↑ 日本が誇る鼻セレブ

手触りならぬ鼻ざわりが最高で、「あーセレブは毎日、こんなティッシュで鼻をかんでいるのか」と嫉妬してしまいます。

貧民の私は、このティッシュは高価すぎて使えません。日常は普通のネピアだかネスレティッシュで、いざという時だけ、この鼻セレブを1枚とって使います。おっと、虚勢をはってしまいました。実際は、1枚を半分にして使います。

いざという時はどんな時か?それはもう決まってるでしょう。風邪や花粉症で鼻をかみすぎて、鼻がやんごとないことになっている時でしょうね。そして、乙女の涙を拭う時だけなのです。

鼻セレブを使う時は、せっかくなので環境も最高にしておきたいです。クラシックをかけて、生活の木のアロマを炊きます。照明を消して、体調を整えて、そして、右手でクラシックを踊るかのように鼻をかむのです。それはもう荘厳な音を奏でながら鼻をかめることでしょう。

名前も鼻セレブなんて表現はまだ弱いです。できれば、鼻プリンスとか、鼻常任理事国とか、そういうのになってほしいです。

私にとって鼻セレブは、もう家宝にも近い位置付けで、なんなら玄関に飾ろうかとも思っています。鼻セレブがふかふかすぎて、これ1枚で布団がわりになるかもしれませんね。あるいは、ふかふかなので、エアーバックの代わりになるかもしれません。1階に一台、鼻セレブですね。

さて、こんな阿呆なことを言っている自分に泣けてくるので、その涙を鼻セレブで拭ってもらうことにしよう。