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寝る前に読む小話

寝る前に1分ほどで読める小話です(フィクションとノンフィクションまぜこぜです)。読者になっていただけると欣喜雀躍喜びます

男は知らない

男は、こう思っている。

女は電車に座る時に、自然と足を閉じるものだって。

馬鹿でしょ。そんなわけないでしょ。力を入れて意識して閉じてるんです。ぐだーっと男が足を広げるのが自然なように、女性だって力を抜けばそうなるんです。同じ人間なんだから当然でしょう。

床に座る時もそう。お姉さん座りだって足が痛いし。本来は、あぐらの方が気楽だし。

ほんっとに男は女性の努力を知らない。

デートに行く時も「飯代を男がおごるのは不公平だ」っていうけれど、女性がそのデートにいくために費やしてる費用を知らない。

服だって男性よりも持ってるし、エステに行ってるし、メイクには時間もお金もかけている。それだけで食事代をオーバーしそう。むしろエステ代を請求したいくらいよ。

男性はそのことを知らない。

ハイヒールで足が痛いことも知らないし、寝る前にメイクを落としてからじゃないとねれない苦痛を知らない。眠い時にお風呂上がりの髪の毛のドライヤーがどれだけめんどくさいことか。ベッドの中ではおならをしないといけないし。

移動の時のカバンは重いし、トイレでいつも化粧直しをしていることを男は知らない。

もっとも、男が一番知らないのは、メイクを落とした時の私の素顔だけど。