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寝る前に読む小話

寝る前に1分ほどで読める小話です(フィクションとノンフィクションまぜこぜです)。読者になっていただけると欣喜雀躍喜びます

食べ物を密度で選ぶ女

レイコは、サラダバーでトウモロコシやツナといった重いものばかりを取っていた。レタスやカイワレのような葉っぱものには見向きもせず。

ある時、「葉っぱが嫌いなの?」と聞いたことがある。レイコは言う。

「レタスとかは食べた気がしなくて。やっぱり密度の濃い食べ物の方が食べた気がするでしょ」

私は、食べ物を密度で考えたことはなかったから、その考えがとても斬新だった。密度の濃い食べ物は他にあるかな、と考えた。お肉やかぼちゃとかかな、と思った。

では、「好きな男性も筋肉のある男性なのかな」とつまらないことを考えた。

男性も密度が濃い方が、抱きしめられて気持ちいいんじゃないのって。

レイコは言った。

「男の重さや密度は関係ないよ。だって、私が上に乗るんだもん」