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寝る前に読む小話

寝る前に1分ほどで読める小話です(フィクションとノンフィクションまぜこぜです)。読者になっていただけると欣喜雀躍喜びます

忘年会と年末進行

年末進行、という四文字熟語がある。広辞苑にはのってないようだが、Wikipediaには載っている。

1月中旬 - 12月中旬頃にかけてスケジュールが詰まってくる現象のことである。 

と定義される。

すなわち、年末年始の休みを取るために、普段よりも12月に仕事が忙しくなる減少だ。特番や年末特大号などによって年末の業務が増えるという場合も含む。

よって、12月は「神様が走る」と書かれる通り、街で会社員たちが走り回ることになる。サンタはピザ配達に忙しいし、犬は雪を追いかけまわすし、とにかく年末は慌ただしい。

同時に年末は忘年会が多い。そこに上記の「忙しい」が掛け合わされるとどうなるか。

結果、「飲み会の最中に、仕事の電話がかかってくる」ということが多発する。

それはなかなか悲惨である。なぜならお酒を飲んで酔っ払っているからだ。そんなところに仕事の大事な電話をとってしまったならば。メモさえもおぼつかず、相手は何を言っているかも分からず、もはや勘で回答することになる。

「おっしゃる通り」「そうですね!」、相手から聞き直された時には、「すいません、回線の状況が悪くて」と切るハメになる。もう「雰囲気で仕事する」という自体だ。

それによってさらに仕事は遅延、混戦し、忙しさに拍車はかかる。その愚痴を言うために飲みにいくと、さらにそこに追い打ちをかけるように仕事の電話がなる。

酔っ払っている時の仕事の電話は、世界でもっとも避けるべきものである。まるで、ブレーキが効かない車を運転しているような心境だ。「やべー、どうしよう。なんか大変なことになってる」というような。

対処法としては、簡単である。

電話をかけてきそうな相手と一緒に毎日忘年会をすればいい。じゃあ、相手も酔っ払って、電話はかけてこないだろうから。