眠る前に読む小話

寝る前に1分ほどで読める小話です(フィクションとノンフィクションまぜこぜです。最近テクノロジーをテーマにしたものに凝ってます)。読者になっていただけると欣喜雀躍喜びます あとスターも励みになります!

2019-01-01から1年間の記事一覧

異国でみるべきはツイッター?インスタグラム?

遠い異国の首都からさらに飛行機を乗り継いでたどり着く街で宿をとる。 「とれるチケットならどこでもいい」と考えた旅行だったけれど、思ったよりもワイルドな街に降り立つことになった。英語もうまく通じないし、そもそも空気だって日本と違う。水が国によ…

テクノロジーで花見はどう楽になった?

テクノロジーによって我々の生活はとても便利になったと言われるけれど、実際、便利になったものは少なかったりする。花見なんて、なにも便利にならばい。 たとえば、週末に花見を予定したとして、「週末の天気は?」と簡単にインターネットで調べられるよう…

デジタルに保存された思い出

男は、何度も何度も同じ映像を見ていた。 それは、ディズニーシーの映像だった。動画には女が映っていた。 インディ・ジョーンズ・アドベンチャーというアトラクションの行列に並んでいる2人。ポッキーを食べながら、カメラの方に話しかけている。男の声だけ…

ナッツアレルギー

飛行機に乗っていると離陸前にこのようなアナウンスがあった。 「この機内には、ナッツ類に強いアレルギーをお持ちのお客様がいます。機内ではナッツ類を召し上がらないようにお願いします」と。 飛行機は少なからず乗っているけれど、このようなアナウンス…

部屋にいる時にSiriが勝手に喋りだした理由

ミチコは思った。彼が出ていった部屋は思ったより寂しい。なくなったのは彼の荷物だけでなく、彼の存在だった。 彼は、テレビを見てはニュースに怒っていたし、YouTubeで面白い動画を見つけては笑っていた。当時は、うるさいと思ったこともあったけれど、そ…

WikipediaとSiriの限界

「ね。セレンディピティって何」と、女が尋ねる。 ベッドの上で携帯を見ながら気だるそうに男が答える。 「偶然の出会いってやつだよ」 「人との出会い?」 「人にも限らないんじゃないかな。仕事とか、探してるものとか」 「いじめられている亀を探してたら…

ツイッターで事故死を演出する男

ツイッターで死を演出するということを楽しんでいた。 たとえば、「このアニメが好き」という設定の人物を作る。そして、その設定に合わせたプロフィールを作り、ツイートを始める。そのアニメのことをつぶやき、そのアニメが好きそうな人をツイートする。食…

2人きりの部屋

男がドアを開けて中に入る。続いて女が「失礼します」といいながら部屋に入る。酔っているからか、足元がおぼつかない。 女はブーツを脱ぐのがめんどくさそうに、足のかかとでブーツをける。 男が先に部屋に入る。「コートかして」と男が女からコートを受け…

14106と言って

「14106」という言葉が世の中を騒がせるころ、僕は高校生だった。そして初めてのデートを経験することになった。 当時は、ポケットベルという数字を送り合う端末が登場し、学生たちはこぞって持ち始めた頃だ。それまでは、デートの誘いは、相手の実家に電話…

ポケベルが残してくれたもの

2018年12月に、ポケベルが終了した。1990年代の後半に流行ったサービスで、お互い数字を送り合うことができるものだった。とはいえ、ポケベルは数字を受け取るだけの機能で送ることはできない。だから、僕たちは公衆電話からその番号を送りあった。 ポケベル…

2050年、ついに他人の脳を体験できるように

2018年、Oculus Goが販売された。従来より廉価でVRを体験できるその端末によって、多くの人がVRを体験できるようになった。それによって、家にいながら、旅行を体験できるようになった。ジェットコースターも体験できるようになったし、ゾンビ退治など、現実…

割り切れない2人 - paymo

Paymoがサービスを終了する。「2人の思い出も終了するのか」と思った。 参考URL AnyPayのわりかんアプリ「paymo」がサービス終了、わりかん代金の請求は12月13日まで 彼女とは友達の紹介で出会った。5歳年上で、金融の仕事をする彼女。美味しいお店をたくさ…

2019年の抱負は「インターネットを使わない」

さて、信念だし、抱負でも考えるかな。 大げさなのは嫌よね。やっぱり気軽なやつを。絶対するようなことにする?じゃあ「息をちゃんとする」「ご飯食べる」とか?バカいってんじゃないわよ。 「しっかりとご飯食べる」だったらどう?小学校の書き初めじゃな…

下書きに残ったメール

下書きに残ったメールを眺める。週に何度かは見返して文章を修正するけれど、まだ「送信」ボタンが押されていないメール。切手をはられてまだ封をされていない手紙のよう。 毎回、見返すたびに「こういう表現がいいな」と書き直す。文章って本当に難しいな、…

今年の抱負の宛先

年始から、「今年の抱負」をFacebookなんかにアップして。誰も人の抱負なんて興味ないっつーの。抱負を書くくらいなら、自分の手帳にかいておけよ。 コメント欄には、「がんばってください」「いい抱負ですね」とコメントが並ぶ。 そこに取引先の相手の抱負…

lineおみくじ

もう幼い頃からの習慣で1月2日は家族で初詣にいく。車で30分ほどいった山の麓にある寺だ。かれこれ10年以上訪れているけど、そういえばなんのご利益がある神社かもしらないな。Wikipediaで調べればわかるのだろうけど、それで「増毛」とかの神社だったら嫌だ…

LINEでの挨拶と年賀状の挨拶の違い

新年をすぎると「あけましておめでとうございます」とLINEが飛び交う。 なぜ、この人は私のLINEのアドレスを知っているのに、Facebookメッセンジャーで送ってくるんだろう。あ、Facebookの方がパソコンから送りやすいからか。たくさんの挨拶を送るには、携帯…