寝る前に読む小話

寝る前に1分ほどで読める小話です(フィクションとノンフィクションまぜこぜです)。読者になっていただけると欣喜雀躍喜びます

タイムマシン

タイムマシンがあればいいのに、と思った。タイミマシンがあれば、こんな辛い時間を飛び越して未来にいけるのに。でも未来に行っても、私の心は私と一緒にいるままだから、辛いままなのかな。

昔、友達が「タイムマシンを見せてあげるよ」と、言っていた。

「へー」と思って、彼の家に行くと、気持ちよさそうな布団を指さした。「ほら、これら俺のタイムマシン。寝たら、あっという間に8時間後の世界にワープしてるんだ」って言っていた。

「馬鹿」って笑ったけれど、いまはそのタイムマシンが欲しい。

あの友達の横で一緒に寝れば、辛いことも少しは忘れられるかもしれない。少し無骨な手で髪の毛なんかを撫でられちゃいながら。

それってほんとにタイムマシンなのかもなー、と思った。