寝る前に読む小話

寝る前に1分ほどで読める小話です(フィクションとノンフィクションまぜこぜです)。読者になっていただけると欣喜雀躍喜びます

ゴールデンウィークの旅行を検討していて気づいてしまった自分の気持ち

ゴールデンウィークらしい。タカオが「旅行いこっか」とLINEを送ってきた。

最近はお互いが仕事に忙しかったので、気を使ってだろう。最近はすれ違いが多くデートらしいデートも数ヶ月していない。会ったのさえ3週間前だ。

付き合って1年だが、旅行もしたことがない。同じ職場だけれど、私は土日勤務でタカオは土日休みだから、どうしても休みが合わないのだ。

ゴールデンウィークならば、休みは合わせられるかもしれない。春の温泉でゆっくりするのは良いな。

「いいかも」と私が送ると「一泊にする?それとも二泊?」とLINEで返ってくる。

どうしようかな、と思う。その時にある懸念が頭によぎる。

- 3日間も一緒にいて、何を話するのだろう

今まで会っている時にする会話はだいたい仕事のことだった。職場が同じだから、どうしてもその話題になる。進め方の悩み、人の噂、人事異動の話。

でも3日も一緒にいれば、仕事の話も飽きるだろう。その時に私たちは何を話するのだろうか。車の移動も渋滞があるから片道3時間はかかるだろう。そこでできることなんて寝てる振りか会話、そして、音楽を聞くことしかできない。

- この人と会話を何すればいいんだろう

その問いが出てきて、私はタカオとの恋愛が終わったことに気づいた。その人との会話を悩むようじゃあ、きっとやっていけないだろう。

この3週間会えなかったのも、忙しさは言い訳で、多分、自分の気持ちが冷めていたんだろうな。居心地が悪いわけではなかったし、1人になる寂しさから、それから目を背けていたけど。何より顔がタイプだし。

でも違った。きっと私はこの人とやっていけない。そんなことに今更気づく。

お風呂に入りながら、自分の気持ちと対話する。

ゴールデンウィーク前に切り出すべきか、その後に切り出すべきか。悲しいゴールデンウィークを過ごしてほしくないので、後に切り出した方がいいか。

でも、そうすると旅行に一緒にいかなくなっちゃうし。

ごめん、タカオ。と思いながら、私は風呂上がりにLINEを立ち上げる。

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今週のお題ゴールデンウィーク2017」