ゴールデンウィークの効用
いつの頃からかゴールデンウィークが楽しみではなくなった。仕事は連休前進行で忙しくなるし、営業日が減っても売上目標は前月比を超えないといけないので、休みの分だけ他の日に負荷がかかる。
それに休みといっても、どこも混んでいるし、交通手段やホテルの単価も高い。何より花粉症のブタクサが辛い。とはいえ子供をどこかに連れて行かないといけないので、家でゆっくりもできない。
ゴールデンウィークが楽しいのも、子供のうちだけだ。そんな話を昔からの友人とする。
すると友人は言う。
「違うよ。ゴールデンウィークこそ仕事をするんだよ」と。
「その方が集中できるからかい?」と僕は聞き直す。
「違うよ。ゴールデンウィークという皆が休む時こそ、自分が仕事をすれば、その分、差をつけることができるんだよ。そして、ゴールデンウィークにも仕事をしていた、ということが自分の自負となる。その自信はきっと別の形で価値を持つ」という。
なるほど、そういう考え方もある。人によってゴールデン(黄金)は様々だ。